MAMコレクション009:米谷 健+ジュリア
「生きものの記録」(2012年作品)
会期:2019年2月9日(土)-5 月26日(日) 会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
企画:近藤建一( 森美術館キュレーター)
更なる詳細は森美術館サイトにて
アーティストトーク:2019年2月10日 17:00-18:30 要予約(森美術館サイトにて)
日本人とオーストラリア人のユニット、米谷 健+ジュリア(1971年 /1972年東京生まれ)に よる、ウランガラスとブラックライトを用い、緑色に光るアリの形を模した立体作品《生きもの の記録 》(2012年 )をご紹介します。オーストラリアの先住民族アボリジニによる未来への警 笛とも解釈できる神話「緑アリの教え」の調査を経て制作され、原水爆の恐怖に怯える男性を 描いた黒澤明の映画「 生きものの記録 」(1955年 )からタイトルを引用した本作は、放射能 に対する作家の問題提起であるといえるでしょう。
作家は、グンウィングアン語族、その土地と、「緑アリの教え」を含む諸伝説に敬意を払います。
米谷 健+ジュリア 《 生きものの記録 》
2012 年 ウランガラス、ワイヤー、ブラックライト
3 x 3 x 5.2 m
展示風景:「生きものの記録:米谷 健+ジュリア」4A アジア現代美術センター(シドニー)、2012年 撮影:ZanWimberley