五感

五感 (2011)

92cm x 123cm x 6cm

マレー・ダーリング盆地で採取された塩を使用した立体作品。ヤン•ブリューゲルとピーテル•パウル•ルーベンスによる同題の絵画シリーズ「五感」(1617-1618)に描かれた、果物野菜肉など豪華な食べ物に直接的なインスピレーションを得て制作した。『視覚』『聴覚』『触覚』『味覚』『嗅覚』5つの額で構成されているが、北方ルネサンスの画家たちによる豊かな農作物や食材の描写の代わりに、額の中は「無」──絵は見る側の第六感に委ねる作品。